2020.11.8 芝川~身延~下部温泉

気息奄奄 【kisoku-enen】

息が絶え絶えで、今にも死んでしまいそうなさま。

さ~て、今週のライドは~(リズムはサザエさん)

サービスエリアの楽座~芝川~身延~下部温泉~山越え~朝霧高原~芝川~楽座のナビ上では100km超、獲得標高2000mのちよっとしたドM仕様の素敵なコースで~す。

そんなコースに挑む8人のドMたち。

さて、どうなることやら・・・

序盤は何の問題もなく順調に北上。
道の駅みのぶで休憩に入る時に1人のバイクがパンク。
修理を待っているメンバーは鯛焼きやら、シャインマスカットやらを食べて全然余裕な様子。

再スタートをしてすぐに、再び同じバイクがパンク。
また足止めですが、まだまだ余裕のメンバー(この時点で12:00くらい)。

そんな訳でトラブルはありながらも無事に下部温泉へ到着。

駅前の食堂で遅めのお昼です。
自分はさくら丼(馬刺し)を食べました、美味しかったけど量が少なめでしたね(フラグ)。


お昼も食べ終わった(この時点で13:45くらい)ので、リーダーの希望である「鄙びた温泉街を見る」「山奥の集落を見る」「ヒルクライムをする」の3つの柱に挑みます。

下部温泉は信玄の隠し湯と言われる名湯なのですが、今ではすっかり活気がなくなり営業していない旅館も数多くありました。
・・・だが、それがいい!!


そんなこんなで、ワイワイと散策したり写真を撮ったり(14:15)と楽しく過ごして、そのまま峠道を上って、湯之奥集落へ到着しましたが…

「これ上るの…??」

とんでもない斜度のうえに、石畳(かなり雑)です。

自転車の乗ってのぼるなんて、考えることもできない坂なので全員押して歩きます。

クリートの歩きにくいこと、歩きにくいこと。

1人は靴を脱ぎすてて、裸足で登っていたくらいでした。
これはもう、サイクリングではありません。
単なる登山です、靴に大きなハンデを背負ったドM仕様の登山です。



「いや~、大変でしたね(笑)」
なんて終わったつもりでいた自分たちが泣きを見るのはこれからでした。
ここから、朝霧へ抜ける山道をのぼるのですが、これがキツくて長い!!!

ガーミン上で13~14パーセントくらいの斜度がずっと続きます。
ずっと続きます・・・
ずっと続くのです!!!
メンバーの1人がポツリとこぼした「2度とこねぇ」というセリフが、とても心に響きました。

まぁ少し大げさに話ましたが、景色はとてもきれいでした。
澄んだ空気の中、黄色や紅く紅葉した木々。
そんな山の中を仲間たちと話しながら上っていると、苦しさも半減するようでした(する訳がない)。

獲得標高1000m近くを経て僕らが手にいたものは、日暮れと寒さでした。
山頂ですでに16:45くらい、ドラえもんでもいない限り日没に駐車場へは間に合いません。

それでも、行くしかないのが自転車の辛いところ。
暗くなり始めた山道を気をつけながら下ります。
何とか朝霧に降りてきましたが、今度は寒さと飢えが襲ってきます。
江戸時代の農民みたいですが、昼食の量が少なく(フラグ回収)補給ポイントがなかったので、自分は軽いハンガーノック状態でした。


最短距離で帰るとコンビニがない、コンビニに寄ると時間がかかる・・・
もちろん寄りましたとも。
各人、カロリーを補給してやっと落ち着いて再出発。

最後の問題は自分が先導だったことでした。

サングラス(度入り)を外すと0.03の視力。
サングラスを付けると暗いところがよく分からん。
0.03という水中みたいな視界より、まだマシということでサングラス装着。

暗い道をかなり慎重に走りました。

初めて夜間にチームライドをしましたが、かなり気を使いますね。

まず、後ろを見ても誰がいるのかいないのかが分からない。

先頭の役割は早く走ることではなく、全員が安全に走れるようにコントロールすることだと考えているので、ちょこちょこと口頭で全員いるかを確認しながら何とか芝川の駅まで降りて来れました。

こんな感じで相変わらずの計画性のなさから破天荒なライドとなりましたが、事故はありませんでしたし、それもまぁこのチームらしさかなと^^:

参加したみなさんお疲れさまでした。
来週は逆にビギナー向けの軽いライドにするつもりです。

e-ji

VIVACE

静岡県東部を中心に活動しているサイクリングチームです。 走るメンバーにもよりますが、レース指向というよりんびりライドが多いと思います。

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